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レーザー墨出し器に屋外用はあるの?外で使用する方法とは

レーザー墨出し

建設現場で使用されることの多い「レーザー墨出し器」は、室内で使用することが多い道具です。レーザーの光を出すことで「水平(ろく)」「垂直(たち)」「90°(おおがね)」などの施行に必要な基準線(ライン)を出すことができます。

レーザーの光を使用するため、屋外では使用できないのでは?と感じる人も多いかと思いますが、実際はどうなのでしょうか。屋外でのレーザー墨出し器の性能についてご紹介していきます。

レーザー墨出し器とは

レーザー墨出し器は主に建築現場で使われる道具です。

レーザー墨出し器を使うと、「水平(ろく)」「垂直(たち)」などの施工に必要な基準線を、壁や床などにレーザー照射できます。

図面に基づいた基準となる線を出す作業を、建築の用語で「墨出し」「墨を出す」といい、現在はレーザーで実施されていることがほとんどです。

レーザー墨出しに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

墨出し器とは?用途や使い方、プロ用とDIY用の違いを紹介!

レーザー墨出し器に屋外用はある?

結論から言うと、レーザー墨出し器に屋外専用の物はありませんが、室内と屋外の両方で利用できる物はあります。

屋外で使用する際には、投射したラインが見えづらくなりますので、受光器を使用すると良いでしょう。

受光器とは、レーザー墨出し器が投影したラインにかざすことで正確なライン位置を教えてくれる、墨出しの補助に役立つ機器です。

受光器の使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。

レーザー墨出し器の受光器の使い方 | トーヨーテクノ株式会社

レーザー墨出し器を屋外で使うときに起きやすいトラブル

先に少し触れましたが、屋外でのレーザー墨出し器の使用は屋内よりも難しいです。外的な影響によって、正確な基準線を照射できない可能性があるためです。

基準線が不正確では、後の全ての作業に影響が出てしまい、作業終了間際になって不具合が発覚し、最初からやり直しになる可能性もあります。

ここでは、屋外でレーザー墨出し器を使うときに予想される代表的なトラブルを2つ紹介します。屋外使用を考えている方は是非参考にしてみてください。

レーザーが見えない

屋外でレーザー墨出し器を使用する際に起こりがちなトラブルとしては、まずレーザーが見えないというものが挙げられるでしょう。

屋外では、日光の明るさによってレーザーの光が見えづらくなります。特に晴れた日中の作業では、レーザーを肉眼で探すのはかなり難しいといえるでしょう。

雨の日に使用できない

続いて考えられるのが、雨の日の屋外での作業です。

多くのレーザー墨出し器は、本体の内部に水やほこりが入らないような構造になっていますが、完璧ではありません。防水ではなく撥水という風に考えた方が良いでしょう。

精密機器なので、過度な水の侵入を許してしまうと故障の原因となる可能性があります。

雨の日の屋外作業に向かない理由としてもう一つ考えられるのが、光の屈折です。レーザー照射部分に水滴が付着してしまうと光が屈折してしまい、正確な線が照射できません。そのため、作業効率が著しく下がってしまいます。

以上のようなトラブルが考えられるため、雨の日に屋外でレーザー墨出し器を使用することは推奨できません。

レーザー墨出し器を屋外で使用するための工夫

ここまでは、屋外でレーザー墨出し器を使用する上で考えられるトラブルをご紹介しました。屋外ではレーザー墨出し器が全く使えないというわけではなく、以下のような工夫をすることで使用が可能になります。

  • 明るい時間帯を避けて使う
  • 受光器を使う
  • グリーンの光を選ぶ

レーザー墨出し器を屋外で使う場合、屋内作業よりも気を遣うことが多く難易度が高くなりますが、このような工夫をすることで作業効率を上げられます。

それぞれ、詳しく解説していきます。

明るい時間帯を避けて使う

まずはじめにできる工夫として、屋外でレーザー墨出し器を使う時は明るい時間帯を避けるということが挙げられます。

これまでも触れてきていますが、屋外作業での一番のネックは、周囲が明るいため照射したレーザーが見えなくなることです。目視でレーザーを確認しながら作業をしたい場合は、夕方以降の時間帯を選びましょう。

受光器を使う

作業のスケジュール上、明るい時間帯に屋外で墨出しをしなくてはならないときもあると思います。その場合は「受光器」を使いましょう。

受光器とは、レーザー墨出し器のオプション機器です。

明るい屋外でレーザー墨出し器の正確なレーザーの位置がわかりにくい時に、受光器を手で持ってレーザーにかざすと、音と光によってどこに照射されているのかを教えてくれます。

一人で墨出し作業をする時にも役立つ、便利な道具です。

受光器の機能や詳しい使い方は、以下の記事で紹介しています。

レーザー墨出し器の受光器の使い方 | トーヨーテクノ株式会社

グリーンの光を選ぶ

レーザー墨出し器を購入する際に、すでに屋外で作業をする可能性がある場合は、グリーンのレーザーが出るものを選ぶと良いでしょう。基本的な考え方として、屋内の暗い場所では赤、屋外や窓際などの暗い場所ではグリーンを選択するのが良いと考えられています。ただし、グリーンの光も確実に見えるというわけではないので、受光器とセットで使用することをおすすめします。

レーザー墨出し器を屋外で使用するなら「トーヨーテクノ」へ

トーヨーテクノで販売しているレーザー墨出し器は、屋外でも使用しやすい特徴を持っています。

ここでは、トーヨーテクノが販売しているレーザー墨出し器の特徴をご紹介いたします。

高輝度で屋外でも使いやすい

トーヨーテクノのレーザー墨出し器は、レーザーの明るさが高輝度に設定されています。輝度とは、光源の眩しさのことです。レーザー墨出し器の輝度が高いと線が鮮明で見やすくなるという利点があります。

例えばTLL-44Gという製品には「超高輝度モード」というものが搭載されていますが、このモードで照射するレーザーは業界最高レベルの輝度です。独自設計による温度調節機能や緊急停止機能で安全性も確保されているので、安心して使えます。

受光器のセット販売もございます

先述の通り、明るい屋外での墨出し作業では受光器が必要になります。トーヨーテクノではレーザー墨出し器本体に対応した受光器もセットで購入することが可能です。

屋外作業を想定している方はセット購入を検討してみてください。

商品詳細は以下のページでご確認・ご購入いただけます。

楽天:T4T フルライン グリーン レーザー墨出し器 TLL-44G 受光器付セット

Amazon:T4T レーザー墨出し器 本体+受光器+三脚

耐衝撃、防塵防水で安心

トーヨーテクノで取り扱われている製品は、

  • 温度試験
  • 防塵防水試験
  • 振動試験
  • 静電気試験

を行います。また50以上の検査項目を通過した合格製品のみとなります。

これらの検査を全て通過してはじめて製品となるため、品質は最上級と言っても過言ではありません。車に積んで運んだ場合の衝撃や多少の水分などを気にせず扱うことができ、墨出し作業をサポートする力となってくれるでしょう。

修理・調整などのアフターフォローも充実

トーヨーテクノはアフターフォローも充実しているので、もしもレーザー墨出し器が故障してしまった場合でも安心です。

レーザー墨出し器は精密機器であるため、定期的な点検は欠かせません。トーヨーテクノなら自社工場で対応できるので、迅速な修理が可能です。

点検だけであれば費用は無償で、調整は9,500円で承っております。また、水没などによって修理が不可能な場合でも、購入から3年以内であれば40,000円で新品と交換いたします。

まとめ

屋外でレーザー墨出し器を使用する場合は、雨の中での使用は避け、受光器を使用するというのが基本的な使い方です。これさえ守っていれば大きなトラブルは避けられるでしょう。

トーヨーテクノでは、グリーンレーザー墨出し器に受光器がセットになっている商品を取り扱っております。屋外でも使用しやすいセットになっているので、レーザーが見づらくて困っている方や、屋外作業の見込みがある方は、ぜひご活用ください。

楽天・Amazonでご購入が可能ですので、詳しくは以下のページでご確認ください。

楽天:T4T フルライン グリーン レーザー墨出し器 TLL-44G 受光器付セット

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