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レーザー墨出し器の受光器の使い方

正確な位置決めをサポートしてくれるレーザー墨出し器ですが、さらに利便性をアップさせる方法があります。それは、受光器と組み合わせての運用です。受光器は、レーザーラインが見えづらい場合に音やランプで知らせてくれる機械です。受光器を使うことで、作業の負担も減りますし、一人での墨出しも楽になります。今回は、何かと便利な受光器の魅力や、失敗しない選び方などをまとめました。

レーザー墨出し器の受光器とは?

レーザー墨出し器の受光器は、レーザー墨出し器から照射されたレーザーラインを検出して、位置を検知し、墨出し作業をサポートしてくれます。肉眼ではレーザーを判別しにくい状況でも、受光器を使えば精度を維持できるのが大きな魅力です。このサポート機能によって、墨出し器からの距離が遠くなったり、日差しが強くてレーザーラインが見えにくかったりしても、スムーズに作業を行えます。

レーザー墨出し器の受光器の使い方

設置から使用まで、簡単に扱えるのも受光器のメリットです。使うためにはレーザー墨出し器からレーザーラインを出して、それを受光器でキャッチすれば、後は簡単に位置を調節できます。メーカーやモデルによって、墨出し器本体の設定方法など細部に違いはありますが、大体の使い方は同じです。以下では、一般的な受光器の使い方を紹介していきます。

レーザー墨出し器でレーザー光を目的の箇所に照射する

レーザー墨出し器からは、予めレーザー光を照射させておきます。一般的なレーザー墨出し器は、電源を入れると自動で光線を出し、水平と垂直を正確に割り出します。ジンバル機構が内蔵されているため、ある程度平らな場所で使うと、人間が調整しなくても問題ありません。受光器を使う際には、墨出し器本体の設定変更が必要なモデルもあるため、取扱説明書を用意しておきましょう。ワンタッチで受光器に反応する機材もあれば、各動作モードなどの切り替えなどが必要な場合もあります。

受光器を設置する

次に受光器を用意します。電源を入れて、レーザー墨出し器から出ているレーザーラインに反応させましょう。使用準備が整っていると、音やLEDなどで反応を示します。反応がない場合は、本体の設定が間違っている他、他社モデル同士だと特殊な使い方が必要なものもあるので、説明書を確認してみましょう。

受光器の準備が整ったら、いよいよ位置を調節していきます。

自動追尾機能がついているタイプのレーザー墨出し器であれば、受光器を特定の場所に設置しておくだけで、位置決めも任せられるのが魅力です。このタイプは、受光器を設置して追尾ボタンを押せば、本体が検知し、位置調整を自動で行います。

受光器の光や音に合わせて位置を調整する

手動で位置を調節する場合は、受光器が発するLEDや音を参考にします。LEDの明滅や、音の鳴り方で上下左右の調整をします。

一般的にはランプが縦に3つ並んでおり、真ん中のLEDが点灯すると受光器の受光窓中心にレーザーラインがあることを示しています。上記の画像では、真ん中が点灯しているため、受光窓中心にレーザーがあることを示しており、受光器側面の溝を利用することで見えにくいレーザーラインの位置に正確に印を付けることが出来ます。(センサー中心)

上記の写真では、受光器が上にずれているため、上のLEDが赤く光っています。

LEDが灯った位置を確認して受光器をずらしていけば、正しい位置を確認することができます。

音の場合は、正しい位置(センサー中心)でレーザーラインがあたっていれば、「ピー」と連続音が出ます。

受光器が低い位置にあると「ピーッピーッ」と音の間隔が長くなり、逆だと短くなるのが一般的です。

受光器を使用する時の注意点

受光器の操作自体は簡単ですが、選び方や、使う際には注意が欠かせません。

なぜなら、間違ったモデルを選ぶと使用ができない他、ちょっとした不注意で精度が低下するためです。特に選び方を間違えると、別のモデルを買いなおす必要があります。時間と資金を無駄にしないためにも、見逃しやすい注意点も含め、しっかりと確認しておきましょう。

受光器のフィルムのはがし忘れに注意

新品の受光器を購入したら、センサー部分に保護フィルムが貼ってないか確認しましょう。

上記の画像では、赤色で示した受講窓の部分に透明の保護フィルムが貼られています。

傷や汚れを防止するための対策ですが、近年は保護フィルムが綺麗に貼られているので要注意です。フィルムはレーザーラインの感度を変化させますので、貼ったままだと位置決めの精度は低下します。もし、新品で購入したのに、位置決めに失敗するという時は、保護フィルムが貼られていないか確認しましょう。

2本のレーザーが交差する部分では検出ができない

レーザー墨出し器は水平と垂直を示すために、縦横に複数の光線を照射します。受光器はその光線を感知して位置決めを行うわけですが、ちょうど縦横のレーザーラインが交差している部分では、正しく検出できません。

水平・垂直の2本のレーザーラインが十字になっているせいで、正しい情報が得られず、基準位置を間違ってしまうおそれがあります。誤作動によって後の作業に影響が出る恐れもあるため、十字になっている部分や近辺は避けて使用しましょう。

レーザーの色に合った受光器を選ばなければ使えない

現在はレーザー墨出し器のレーザーラインの色は、赤と緑が主流です。

光線の色は受光器を選ぶ際には最重要ポイントで、間違ったモデルを買うと使用できません。墨出し器のレーザーが赤いなら、緑用の受光器は使えないのです。レーザーの波長を基に測定するので、色が異なっていると、うまく受光器を使うことができません。

受光器を使用する場合には、レーザー墨出し器とセットになっている物を購入すると失敗がないでしょう。

受光器はセット購入がおすすめ

受光器を選ぶ際、間違いがないのがセット購入です。レーザー墨出し器にマッチした受光器が用意されているため、相性が悪くて失敗する恐れはほぼありません。きちんと動作するのはもちろん、性能をフルに発揮できる製品同士をセットにするのが一般的です。最初の設定で苦労したり、他社モデルを購入して四苦八苦したりするリスクを抑えるには、セット購入が役立ちます。

受光器セットのレーザー墨出し器のご紹介

受光器とレーザー墨出し器のセットになっている弊社トーヨーテクノの「T4T」は、安心と信頼の日本製で、高い精度を誇ります。

プロの現場で使える本格派な上に、国産らしい使い勝手の良さや、マニュアルのわかりやすさなどにも配慮があるのも魅力でしょう。

受光器も同社のモデルですから相性は抜群。日本の企業なので相談はもちろん、調整やメンテナンスなどのサポートも安心できるため、レーザー墨出し器の購入をご検討の際はぜひ商品ページをご確認ください。

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レーザー墨出し器を使って作業を効率化させよう

レーザー墨出し器は、短時間でスムーズに正確な位置決めができるのが魅力です。

受光器を使えば、一人での作業も簡単になります。従来式の墨出しで苦労したり、コストや時間が気になったりする時に役立ちます。

レーザー墨出し器の受光器は使い方は簡単ですが、保護フィルムのはがし忘れや受光器とレーザー墨出し器の互換性がないと上手く使用できないため、セット販売のものがあればそちらを利用すると間違いがありません。

レーザー墨出し器の購入をお考えの方は、ぜひトーヨーテクノの「T4T」シリーズをご検討ください。

商品の特徴は以下のページでご確認いただけます。

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