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フルラインのレーザー墨出し器とは?選び方やおすすめメーカーを紹介

レーザー墨出し器は、内装工事や水道工事などで活用される墨出しのために必要な機器です。レーザー墨出し器の中でも、フルラインレーザー墨出し器は、全方向の水平・垂直を照射することができ、効率的に作業を行うことができます。

今回は、フルラインレーザー墨出し器の基本的な情報と、選び方、おすすめのフルラインレーザー墨出し器「TLL-44G」についてご紹介いたします。

フルラインのレーザー墨出し器とは?

フルラインのレーザー墨出し器とは、天井墨・地墨・全方向水平・4方向たちのラインを照射できるレーザー墨出し器のことです。

フルラインレーザー墨出し器は、本体の向きを変える手間が省けるうえ、複数人での作業にも対応できるため、効率的に墨出しをすることが可能です。

レーザー墨出し器は、最低でも3ラインあれば本体を回すことで全ての墨出しが可能ですが、仕事でレーザー墨出し器を使う場合は、フルラインをおすすめします。

フルラインのレーザー墨出し器の照射ライン

では、フルラインのレーザー墨出し器の照射ラインについて、以下の照射ラインをご紹介します。

  • 全方向水平ライン
  • 全方向垂直ライン

1つずつ詳しく解説いたします。

全方向水平ライン

フルラインのレーザー墨出し器は、全方向の水平ラインを照射することができます。メーカーによっては、「ろく」「ろく墨」「全周ろく」と呼ばれることもあります。

フルラインでないレーザー墨出し器では、全方向ではなく1方向の水平ラインを照射することとなり、部屋の全ての水平を取るときにはレーザー墨出し器を回転させなければなりません。そうすると、若干のずれが出てしまったり、工数がかかるため、フルラインの墨出し器の方がより効率的に水平ラインを確認することができます。

全方向垂直ライン

水平ラインと共に、全方向の垂直ラインも確認することが可能です。レーザー墨出し器のメーカーによって呼び方は変わりますが、「たちライン」「おおがねライン」「全縦ライン」「通り芯」とも呼ばれます。全方向の垂直ラインが取れることで、90度の鉛直十字点(天井十字)も取ることができます。

フルラインレーザー墨出し器の使い方

では、フルラインレーザー墨出し器の使い方について紹介いたします。

まずは、対象物から10m~15程度離し、三脚にのせて水平な地面に置きます。垂直方向だけの墨出しなら、地面に直接置いても大丈夫です。

電源を入れて、作業したいところにレーザーを照射します。垂直ラインと水平ラインのモード切替のボタンがあるため、必要に応じて選択します。実際に照射されたレーザーを確認しながら作業をしていきます。

基本的にレーザーライン幅の中心を狙って墨打ちをします。明るい場所や遠距離でレーザーラインが見えにくい場合には、レーザー墨出し器専用の受光器を活用しましょう。

フルラインレーザー墨出し器の選び方

フルラインのレーザー墨出し器は、多くのメーカーが出しているため、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ここでは、フルラインのレーザー墨出し器の選び方を紹介いたします。

自動追尾機能がついているかで選ぶ

受光器を使って目的の位置にレーザーラインを合わせるとき、墨出し器の向きを受光器に合わせる人と、受光器を設置する人の2人以上で分担する必要があります。レーザー墨出し器に自動追尾機能がついていれば、自動で受光器にレーザーラインを合わせてくれるので、1人作業が多い場合にはおすすめです。自動追尾機能がついているレーザー墨出し器は高価なモデルが多いですが、少人数・短期間で施行を終わらせなければならないプロの方なら作業効率を向上させられます。

ジンバル式かセンサー式かで選ぶ

レーザー墨出し器は、ジンバル式とセンサー式の2種類があります。

どちらも重力を利用して水平を保持するのですが、ジンバル式とは振り子をジンバルユニットに垂直にぶら下げ、マグネットダンパーで制動してレーザーラインを整準します。

センサー式とは内蔵された電子気泡管センサーが気泡位置を検知し、モーターで制御してレーザーラインを整準します。

ジンバル式は気温の差を受けにくく、価格も安価ですが、レーザーラインの安定性が不安定なことがデメリットです。電子整準式は、レーザーラインが安定しやすいですが、気温の変化に弱く、本体価格が高いというのがデメリットです。

それぞれ一長一短ですので、使う現場などによって選ぶと良いでしょう。

ラインの色で選ぶ

レーザー墨出し器のラインの色は、赤色と緑色が一般的です。緑色のラインは赤色よりも視認性が高く明るく見えるため、墨出しがしやすくなります。しかし、緑色のレーザー墨出し器は赤色よりも価格が高くなる傾向があります。

受光器がついているかで選ぶ

明るい場所や遠距離でレーザー墨出し器を使用する場合、レーザーラインが見えにくくなります。その際に使えるのが受光器です。レーザーラインがあたってる場所に受光器をかざすと、音や光でその場所にレーザーラインがあたっていることを知らせてくれます。

レーザー墨出し器には、受光器とセットで販売されているものも多いため、受光器を持っていない場合にはセット販売の物を選ぶと良いでしょう。

乾電池式かバッテリー式かで選ぶ

電源方式もレーザー墨出し器を選ぶ上で重要です。バッテリー式のレーザー墨出し器は、繰り返し充電ができるため、コストパフォーマンスが高いです。一方で、乾電池式のレーザー墨出し器は電源がなくても使用することができ、予備の乾電池を持っていれば電池切れの際も充電の時間が必要ありません。

どちらにするかは、レーザー墨出し器の使用頻度や使用する現場によって選ぶと良いでしょう。

おすすめのフルラインレーザー墨出し器「TLL-44G」のご紹介

ここまで、フルラインのレーザー墨出し器の特徴や選び方をご紹介いたしました。

メーカーごとに特徴が違うため、選ぶのに苦労することもあるかもしれません。

弊社トーヨーテクノでは、フルラインのレーザー墨出し器「TLL-44G」をご提供しています。フルラインのレーザー墨出し器選びの選択肢の1つにぜひご検討ください。

超高輝度モードで見やすいライン

T4Tブランドのフルラインレーザー墨出し器「TLL-44G」は、超高輝度モードを搭載しています。

独自で設計された「クーリングモード」により、高温になった場合は減光をして温度を下げる設定になっています。温度上昇が続いた場合には緊急停止モードも装備しているため、安心して使用していただけます。

レーザーの輝度は5段階で調整可能で、現場環境に合わせて選択することができます。

照射パターンを記憶可能

「TLL-44G」には、照射パターンメモリ機能があります。よく使用する照射パターンと輝度をボタン一つで登録可能です。また、電源をOFFにした時の照射パターンと輝度を自動記憶しますので、作業再開もスムーズに行えます。

ずれの少ない高精度調整

「TLL-44G」はプラスマイナス0.8mm/10mの高精度を誇ります。

弊社トーヨーテクノでは自社工場にて、自社調節マイスターが最終調整を行い、厳しい品質検査をクリアした製品だけを出荷しています。そのため、このような高精度で高品質なレーザー墨出し器を提供することができています。

厳しい環境試験に合格している安全性

「TLL-44G」は多くの厳しい環境試験をクリアしたものだけを出荷しています。高温・低温試験、防塵・防水試験、振動試験、静電気放電試験など、50項目以上の検査を、国内製造拠点で実施していますので、安心してご利用いただけます。

点検も永久無償で行っており、修理や動かなくなってしまった場合の新品交換はもちろん、盗難や火災の際のサポートも有償ですがご用意しています。

フルラインレーザー墨出し器ならトーヨーテクノにお任せください

フルラインレーザー墨出し器は、ボタン一つで部屋全体の照射を行うことができますので、効率的に墨出しができます。

フルラインレーザー墨出し器を選ぶ際には、自動追尾機能がついているかどうかやジンバル式か電子整準式かなどのポイントに注意して、使う頻度や現場によって選ぶと良いでしょう。

フルラインレーザー墨出し器なら、弊社トーヨーテクノの「TLL-44G」をぜひご利用ください。自社工場で製造している国産のレーザー墨出し器ですので、安心してご利用いただけます。楽天・Amazonで購入することが可能ですので、フルラインレーザー墨出し器をお探しなら、ぜひ一度ご検討ください。