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レーザーレベルとは?オートレベルとの違い・使用時の注意点などを解説

レーザーレベル イメージ

レーザーレベルは、建築や土木関係の現場で活躍する測量機器です。高さや幅を正確に測定するために必要不可欠なアイテムですが、オートレベルなどの類似する機器とはどのような違いがあるのでしょうか。

本記事では、レーザーレベルの特徴をはじめ、利用されるシーンや主な種類などを解説します。

レーザーレベルとは?

レーザーレベルは、赤外線レーザーを利用した測量機器です。水平方向に360°回転させ、赤外線レーザーで全周の水平基準面を照射します。

また、赤外線レーザーを検知する受光器を活用すると、一人でも水平出しを行えるようになるのも魅力です。

レーザーレベルは本体と受光器がセットで販売されていることが多いですが、高性能の受光器が別売りされていることもあり、用途によって買い替えることが可能です。

オートレベルとの違い

レーザーレベルに似た機器としてオートレベルがありますが、これらは使用目的が異なります。

レーザーレベルは水平を測定する際に利用されるのに対し、オートレベルは高低差を測るとき使用します。レーザーレベルでも高さを測定することは可能ですが、オートレベルと比べると精度は高くありません。

このようにレーザーレベルとオートレベルは特徴が異なるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。

レーザーレベルの利用シーン

レーザーレベルは建築現場の墨出しなど、幅広い現場で活躍しています。主な利用シーンは以下の通りです。

  • ブロックの積み出し
  • 窓枠のタイル貼り
  • 塗装の墨出し
  • 生コン打ち
  • ペンキ塗りの横墨

レーザーレベルは、建築現場をはじめ、土木や設備などのさまざまな施工場面で能力を発揮します。可視光のレーザー光線を用いることで、広範囲にわたって水平ラインを正確に照射でき、作業効率を大幅に向上させることが可能です。

レーザーレベルの種類

レーザーレベルの種類には、「水平回転レーザーレベル」と「ローテーティングレーザー」の2つが挙げられます。

ここでは、それぞれの種類について詳しく解説します。

水平回転レーザーレベル

水平回転レーザーレベルは、自動補正機構をもとに水平方向にレーザーが照射されるタイプです。受光器を活用することで受光位置を把握しやすく、360°切れ目のないレーザーを照射します。

水平回転レーザーレベルは、広範囲の水平ラインを出すことに特化しています。

ローテーティングレーザー

ローテーティングレーザーは、上述した水平回転レーザーレベルに勾配設定機能が追加されているタイプです。勾配設定機能とは、地面が傾いていても、その勾配を数値で入力することで水平を出すことができる機能です。

ローテーティングレーザーの勾配設定機能には、1方向と2方向で設定できる種類があり、現場の状況に合わせて高さを調整できます。

ローテーティングレーザーの精度は高いため、大規模造成や道路工事、ビル建設などでよく使われています。

回転レーザーレベルの使い方

回転レーザーレベルの基本的な使い方は以下の通りです。

  1. 三脚にレーザーレベルを設置し、水平を確認
  2. 電源を入れ、レーザー光の高さを調整
  3. 墨出ししたい場所に水平ラインを照射し、墨出しを開始

回転レーザーレベルは比較的簡単に扱えますが、常に水平を保てているか確認しながら作業を進める必要があります。

レーザーレベルを使うときの注意点・ポイント

レーザーレベル使用する際は、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。レーザーレベルは精密機器であるため、年に一回程度の点検が望ましいです。

定期的にメンテナンスを行わなければ精度が落ちてしまい、水平ラインに誤差が生じてしまうリスクがあります。

また、一人で作業を行う際は必ず受光器を使用するようにしましょう。

トーヨーテクノの回転型レーザーレベル

トーヨーテクノは回転型レーザーレベルをはじめ、レーザー墨出し器などを提供している企業です。20年以上の経験を積んだ職人が高精度な部品を加工して組み上げて調整しており、信頼性と実用性を兼ね備えた製品づくりに注力しています。

トーヨーテクノが提供する製品は国内工場で生産を行っているため、修理や故障といったトラブルが発生した際も安心です。(国内製造製品は一部除く)

最後に、トーヨーテクノが手掛ける回転型レーザーレベル「TRL-01H」の特徴を詳しく紹介します。

TRL-01Hの特徴

回転型レーザーレベル「TRL-01H」は、高精度と使いやすさを両立したモデルです。測量の補正範囲は±5°であり、補正範囲を超えた場合はブザーが鳴って知らせてくれる警告停止モードや、微振動が発生している現場でも問題なく使える振動対応モードが備わっています。

最大使用範囲は直径600mなので広大な土地や敷地にも対応でき、作業効率の向上に貢献します。

TRL-01Hには受光器セットをはじめ、デジタル受光器セットや受光器+三脚セットなどがあるため、自社の要望やニーズに合わせて選ぶことが可能です。

TRL-01Hの詳細・購入はこちらから

墨出し作業には「レーザー墨出し器」も

墨出し作業を行いたい場合は、レーザー墨出し器がおすすめです。トーヨーテクノのレーザー墨出し器には、超高輝度で超高精度な「TLL-44G」や、高輝度でフル照射可能な「TLL-3DG」があります。

TLL-44Gは日中の野外作業にも対応しており、レーザーの高温による劣化や破壊を防ぐクーリングモードによって業界最高レベルの超高輝度を実現しています。TLL-3DGは床に直接設置することで床下約8mmの低位置から照射でき、より多くの箇所に墨出しできるのが特徴です。

回転型レーザーレベルとレーザー墨出し器は特徴が異なるため、現場の状況に応じて使い分けるのがおすすめです。

レーザー墨出し器については、以下の記事で詳しく解説しています。

墨出し器とは?用途や使い方、プロ用とDIY用の違いを紹介!

まとめ

レーザーレベルは、水平を測定する測量機器です。オートレベルとは異なる特徴を持っており、水平回転レーザーレベルとローテーティングレーザーの2つの種類があります。

レーザーレベルは建築や土木、設備などの現場で幅広く利用されており、難しい操作が不要で扱いやすいといった特徴があります。

レーザーレベルを使用するときは定期的なメンテナンスと受光器の活用がポイントです。

高精度で扱いやすいレーザーレベルを探している方は、トーヨーテクノが提供するTRL-01Hの購入をぜひご検討ください。

トーヨーテクノ 公式通販サイト