安いレーザー墨出し器は使える?コスパで選ぶおすすめ製品
レーザー墨出し器にはさまざまな種類があり、価格帯も多種多様です。プロ仕様のレーザー墨出し器は高性能な反面、価格は決して安くはなく、人によっては手が出しにくいと感じるかもしれません。
そのため、「安いレーザー墨出し器はどうなのか」「現場でちゃんと使えるのか」といった疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。本記事では、安いレーザー墨出し器の主な特徴や価格帯、よくあるトラブルなどを詳しく解説します。
目次
安いレーザー墨出し器でも墨出しはできる?
結論からいうと、安いレーザー墨出し器でも墨出し作業自体は可能です。比較的安価な製品でも、水平垂直の墨出し機能を搭載したモデルが販売されています。
最近では、中国などの海外製で安価なレーザー墨出し器がネット通販で気軽に購入できるようになりました。安いレーザー墨出し器は、簡単な墨出し作業であれば十分使用できるでしょう。
ただし、精度や耐久性に問題があることも少なくなく、せっかく買ったのにすぐ壊れてしまったり、安いレーザー墨出し器を何度も買い直すといった事態になってしまう可能性があるので注意してください。
レーザー墨出し器の価格帯
レーザー墨出し器は価格帯によって、機能や性能が大きく異なります。大まかな価格帯は以下の通りです。
- 安い価格帯… 5,000円~20,000円程度
- 一般的な価格帯… 30,000円〜100,000円程度
- 高い価格帯… 110,000円〜200,000円以上
安価なレーザー墨出し器は5,000円~1万円台で購入でき、そのほとんどが海外製です。機能が限定されていることも多く、水平と垂直ラインだけ照射したいといった場合に向いています。
一般的な価格帯のレーザー墨出し器でも、超高精度・超高輝度の国産商品もあり、コストパフォーマンスに優れたレーザー墨出し器を購入することは可能です。堅牢性があり修理対応などの保証も充実していれば、購入金額がある程度高くても長期的に使用できるため結果として安価で済むといえるでしょう。
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レーザー墨出し器を選ぶ際は、用途や予算に合わせて適切な価格帯の製品を選ぶことが大切です。
安いレーザー墨出し器でよくあるトラブル
安いレーザー墨出し器を購入した際によく起こるトラブルとして、主に以下の3つが挙げられます。
- レーザーがズレてしまう
- 故障しやすい
- メーカーが修理や校正を受け付けていない
ここでは、それぞれのトラブルについて詳しく解説します。
レーザーがズレてしまう
安いレーザー墨出し器では、レーザーのズレが生じやすいという問題がしばしば発生します。精密パーツの品質が低かったり、製造工程での調整が不十分であったりすることが主な原因です。
精度が低いと、水平・垂直が正しく出ないため、正確な墨出し作業を行うことができません。作業中にレーザーがズレてしまうと、施工のやり直しや材料の無駄につながり、結果的にコストが増大してしまう可能性があります。
また、堅牢性が低いと、温度変化や振動などわずかな外部要因の影響を受けてレーザーがズレてしまうこともあります。現場作業ではさまざまな環境変化が想定されるため、安定した精度を維持できる製品を選ぶことが重要です。
故障しやすい
安いレーザー墨出し器は品質が安定しない場合があり、故障しやすい傾向があります。価格を抑えるために、耐久性の低い部品を使用していたり、品質管理が不十分だったりすることが原因として挙げられます。
また、防塵性能や防水性能が乏しい場合も多く、水滴や粉塵が内部に侵入して故障してしまうことも珍しくありません。
レーザー墨出し器が故障してしまうと修理費用がかかるだけでなく、作業の遅延や中断につながる可能性があります。スケジュールが厳密に組まれているような現場では、耐久性や防水・防塵性能があるレーザー墨出し器を使用したほうが無難です。
メーカーが修理や校正を受け付けていない
安いレーザー墨出し器の中には、メーカーの連絡先が不明瞭で購入後のトラブル対応を受け付けていない場合もあります。このような製品を選んでしまうと、故障した際の修理や校正を依頼できず、廃棄せざるを得なくなってしまいます。
せっかく安く購入しても、すぐに使えなくなってしまっては意味がありません。購入前にメーカーの情報をしっかり確認し、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。
レーザー墨出し器の校正の重要性は、以下の記事で紹介しています。
『レーザー墨出し器は自分で調整できる?チェック方法や調整料金を解説』
安さよりも重視すべきポイント
レーザー墨出し器を選ぶ際、価格に注目しがちですが、それ以上に重視すべきポイントがあります。価格だけで選んでしまうと上述したようなトラブルが発生する可能性があり、余計にコストがかかったり業務が停滞したりといった状況になってしまうかもしれません。
レーザー墨出し器を選ぶ際は価格だけを考慮するのではなく、「故障した際に修理を請け負ってくれるのか」「信頼できるメーカーか」「精度や耐久性がしっかり保証されているか」などを重視して選ぶのが大切です。
また、用途や目的に合った機能で選んだり、扱いやすさで選んだりするのも良いでしょう。安価な製品を購入する前に求めている機能や性能を考慮し、長く使える製品を選ぶようにしましょう。
高コスパなレーザー墨出し器は「TLL-44G」
コスパが良く高性能なレーザー墨出し器を探しているなら、トーヨーテクノが提供する「TLL-44G」をご検討ください。16種類の投射モードと5種類の輝度調整、合計90パターン以上でラインを出すことができ、すべての操作がボタンとスイッチだけで行えるため、どのような方でも比較的簡単に操作できます。
最後に、TLL-44Gの魅力的なポイントを2つ紹介します。
超高輝度・超高精度
TLL-44Gは、日中や屋外などに対応した業界最高レベルの超高輝度グリーンレーザーが特徴として挙げられます。独自で設計された「クーリングモード」により、レーザーの熱で本体が高温になった場合は減光して本体温度を下げて、レーザーを保護するように設定されています。
万が一、温度上昇が続いた際は「緊急停止モード」が作動し、レーザーを守るため、安心して使用することが可能です。
また、±0.8mm/10mという超高精度も魅力の一つです。30年以上大手メーカーのODM・OEMとして培った技術力と、自社工場で行う高度な調整技術により、より正確なライン照射ができます。
自社工場ならではの点検永久無償
TLL-44Gは、トーヨーテクノの自社工場で生産しています。購入後の点検は永久無償であり、点検依頼から3日以内に結果を知ることが可能です。
調整料金は9,500円であり、修理ができず新品交換の場合は40,000円、盗難時や火災時のサポートの場合は5,000円です。料金に関する透明性を重視しているため、お客様の万が一の場合でも安心して利用できる体制を整えています。
まとめ
安いレーザー墨出し器は簡易的な墨出しには使用できますが、精度や耐久性に問題が生じる場合があります。安価な製品はレーザーのズレや故障のリスク、メーカーのサポートが受けられない可能性があるので注意が必要です。
レーザー墨出し器を建築現場などの業務で使用するなら、精度や耐久性、サポート体制が整っている商品を選ぶのが大切です。価格だけで選ばず、長期的に見てコストパフォーマンスの良い製品を選びましょう。
高輝度・高精度で90パターン以上のライン照射が可能な「TLL-44G」は、点検永久無償のサポートがついているので正確なラインを引きたい現場にもおすすめです。高性能でコスパの良いレーザー墨出し器を探している場合は、ぜひ一度購入をご検討ください。