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自動追尾機能付きレーザー墨出し器のメリット・使い方を紹介

レーザー墨出し器

レーザー墨出し器は、建築現場や内装工事などで正確なライン出しを行うために欠かせないツールです。「自動追尾機能」を備えたレーザー墨出し器は受光器の位置を自動で感知し、レーザーラインを合わせてくれるため、作業効率が飛躍的に向上します。

本記事では、自動追尾機能の仕組みやタイプ別の特徴、メリット・注意点などをわかりやすく解説し、選ぶ際に重視すべきポイントについてもご紹介します。

レーザー墨出し器の自動追尾とは?

自動追尾機能とは、受光器の位置を感知し、レーザー墨出し器の本体が自動でラインを合わせてくれる機能です。

手動で微調整する必要がなく、1人でも効率よく作業ができるため、施工現場やリフォーム現場などで重宝されています。特に広い現場やラインの合わせ直しが多い場面では、作業時間の短縮に大きく貢献するでしょう。作業精度も安定しやすく、手間とミスを減らせる点が大きなメリットです。

自動追尾ができるレーザー墨出し器2パターン

レーザー墨出し器の自動追尾機能には、大きく分けて以下の2つのパターンがあります。

  • 本体に自動追尾機能が搭載されているタイプ
  • 「自動追尾ユニット」が別売りになっているタイプ

それぞれ、用途や予算に応じて選ぶことが重要です。以下で、各タイプの特徴について詳しくご紹介します。

本体に自動追尾機能が搭載されているタイプ

本体に自動追尾機能が搭載されているレーザー墨出し器は、操作がシンプルでスムーズに作業を始められるのが特徴です。受光器と本体が連動し、レーザーラインが受光器に入ると感知してレーザーラインを正確に合わせてくれます。既存のレーザー墨出し器に接続するための自動追尾ユニットを購入するケースと比較すると初期コストはかかりますが、接続の手間がなくトラブルも少ないと言えます。長期的な自動追尾機能の使用を前提とする方におすすめです。

「自動追尾ユニット」が別売りになっているタイプ

別売りの「自動追尾ユニット」を取り付けるタイプは、既存のレーザー墨出し器をアップグレードできる柔軟性が魅力です。手持ちの機種にユニットを接続することで、自動追尾機能を追加できます。

初期費用を抑えつつ、必要に応じて機能を拡張したい方に適しています。ただし、本体との互換性や接続設定に注意が必要で、機器に不慣れな方は導入前にサポート体制を確認しておくと安心です。

自動追尾機能の使い方

自動追尾機能を使うことで、面倒な位置合わせの手間を大幅に削減できます。基本の使い方はとてもシンプルで、受光器を希望の照射位置に設置し、レーザー墨出し器本体の自動追尾機能を起動するだけです。本体がレーザーラインを投射した状態で回転し、受光器の設置位置にレーザーラインを停止させ、自動でレーザーラインを合わせてくれます。

自動追尾機能の一般的な使い方を、以下の2ステップで紹介します。

1.受光器を照射したい位置にセットする

まずは、自動追尾機能を使うために受光器を照射したい場所へ設置します。たとえば床面や天井など、基準となるポイントに受光器をしっかり固定し、レーザーを当てたいライン上に配置することが重要です。この位置が基準になるため、設置の正確さが最終的な精度に影響します。安定した場所に置くことで、本体の追尾機能が正確に作動しやすくなります。

2.本体が回転し地墨合わせができる

受光器をセットしたら、受光器側から自動追尾の指示をだします。すると本体がゆっくりと回転しながら受光器の位置を感知し、レーザーラインを自動で合わせてくれます。これにより、わざわざ本体を微調整する必要がなくなり、正確なライン合わせを短時間で行うことが可能です。

自動追尾機能付きレーザー墨出し器のメリット

自動追尾機能付きレーザー墨出し器には、以下のようなメリットがあります。

  • 一人で墨出し作業ができる
  • 墨出し作業を効率化できる

それぞれのメリットについて、詳しく紹介します。

一人で墨出し作業ができる

自動追尾機能があれば、これまで二人がかりで行っていた墨出し作業を、一人で完結できるようになります。受光器を目標位置に置くだけで、本体が自動でレーザーラインを合わせてくれるため、もう一人が位置を調整する必要がありません。特に人手が限られている現場や、短時間で作業を終えたい状況では、大きな戦力となる機能です。

一人で墨出し作業を行う上でのポイントは以下の記事で詳しく紹介しています。

墨出し作業を一人で行う方法は?レーザー墨出し器と受光器の活用方法

墨出し作業を効率化できる

自動追尾機能により、本体の微調整やレーザーの再設定といった手間が大幅に軽減されます。これにより、従来の手動調整よりも短時間で正確な墨出しが可能となり、作業のスピードアップに直結します。特に複数箇所へのライン出しや高所作業では、都度の位置合わせが不要になり、全体の作業効率が飛躍的に向上します。

墨出し作業を効率化する方法やコツについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

墨出し作業を効率化するポイントとは?必須アイテムはレーザー墨出し器

自動追尾機能付きレーザー墨出し器のデメリット・注意点

非常に便利な自動追尾機能ですが、導入にあたっては注意しておきたいポイントもあります。

  • 価格が高くなる
  • 自動追尾ユニットは一部の機種にのみ対応している

それぞれのデメリットについて、紹介していきます。

価格が高くなる

自動追尾機能が搭載されたレーザー墨出し器は、通常のモデルに比べて価格が高めに設定されています。高性能な分だけコストも上がりやすく、導入にある程度の予算が必要です。

また、別売りユニットで機能を追加する場合でも、本体とのセット価格は相応に高くなる傾向があります。導入前に使用頻度や必要性をよく検討したうえで、費用対効果を見極めることが大切です。

自動追尾ユニットは一部の機種にのみ対応している

別売りの自動追尾ユニットを購入すれば、どんなレーザー墨出し器にも使えるわけではありません。実際には、メーカーごとに対応機種が限られており、型番や接続方式が合わないと使用できないケースもあります。

そのため、ユニット導入を検討している場合は、必ず対応機種かどうかを事前に確認することが必要です。購入前にメーカーの公式情報や取扱説明書をチェックしましょう。

レーザー墨出し器を選ぶ際に注目すべきポイントは?

レーザー墨出し器を選ぶ際、つい「最新機能」や「自動追尾」といった便利なオプションに目が行きがちですが、最も重視すべきは基本性能である「ライン精度」と「安定性」です。いくら高機能でも、ラインのブレやズレがあれば正確な施工はできません。むしろ、現場によってはシンプルで扱いやすく、安定した精度を保てる機種のほうが作業効率アップにつながるケースも多いでしょう。確かな墨出し作業を支えるのは、信頼できる基本性能です。その点に注目して選ぶことが、後悔しない選択につながります。

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まとめ

自動追尾機能付きレーザー墨出し器は、作業効率を大きく高める便利なツールですが、選定時には精度や安定性といった基本性能を見落とさないことが重要です。最新機能に頼りすぎず、現場で信頼して使える高精度な製品こそが、確実な施工を支えます。特にトーヨーテクノのレーザー墨出し器は、国内製造ならではの品質と使いやすさを兼ね備えており、長く愛用できる点が魅力です。レーザー墨出し器の購入時は本当に必要な精度と性能を見極めましょう。

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